間違った掃除法を見直そう!正しい手順で家中スッキリ

SNSやテレビで話題のお掃除術。真似してみたものの、「時間ばかりかかって汚れが残った」「すぐに元通りになった」という経験はありませんか?
実はその原因、多くが“手順の誤り”や“道具の使い方の間違い”にあります。
本記事では、日々忙しい共働き夫婦にもおすすめの、間違いやすい掃除習慣の見直し方と、正しいお掃除の基本をわかりやすく解説します。


なぜSNSの掃除法ではうまくいかないのか?

見た目は簡単でも、汚れの性質に合っていない

SNSで紹介される掃除法は、見た目がスッキリして簡単そうに見えますが、汚れの種類や素材に合っていないケースも多くあります。
たとえば、酸性のクエン酸を油汚れ(酸性汚れ)に使っても、化学的には中和せず効果が薄いのです。
正しい洗剤選びには、汚れの性質=酸性・アルカリ性の理解が欠かせません。

順番を間違えると汚れを広げてしまう

「床→棚→窓」の順に拭いてしまうと、上から落ちたホコリで二度手間になるように、掃除は“上から下・奥から手前”が基本
また、濡れた状態で拭き始めると汚れが伸びてしまい、結果的にムラの原因になります。


見直したい「間違ったお掃除」習慣


正しいお掃除の基本手順とコツ

「乾→湿」「上→下」「奥→手前」を守る

まずは乾いたクロスやモップでホコリを取り除き、次に湿らせたクロスで仕上げます。
掃除の基本動作である「乾→湿、上→下、奥→手前」を守ることで、無駄なく効率的に汚れを除去できます。

汚れに合った洗剤と温度を使い分ける

油汚れ(キッチン) → アルカリ洗剤・ぬるま湯(40〜50℃)

水アカ・石鹸カス(浴室) → 酸性洗剤やクエン酸・冷水

皮脂汚れ(床やスイッチ周り) → 中性洗剤・常温水

▷洗剤の性質と温度のバランスを理解すれば、”こすらず落とす時短掃除”が叶います。

掃除道具のメンテナンスも忘れずに

綺麗な道具でなければ、せっかく掃除しても意味がありません。
使用後のクロスやブラシは漂白・乾燥・保管までをワンセットに。
雑菌やカビを防ぐだけでなく、次の掃除効率もアップします。


まとめ—正しい掃除法で家も気持ちもスッキリ

間違った掃除法は、知らないうちに汚れを広げ、時間も体力も奪ってしまいます。
今日からは「乾→湿・上→下・奥→手前」の原則を意識し、汚れに合った洗剤と温度を選びましょう。
ほんの少しの見直しで、掃除の負担はぐっと軽くなり、清潔感のある空間が長持ちします。
正しい掃除習慣を身につけて、家も心もスッキリ整った暮らしを手に入れましょう。